みなさん、こんばんわ!
Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
ここのところ通勤電車の新造が無かった東武鉄道ですが、来年度は久しぶりに新車が入ります。
投入対象路線はここのところ東武鉄道が力を入れている東武アーバンパークラインです。
東武アーバンパークラインの現行車両60000系
東武鉄道が新型車両を導入する時は、その時点での最新設備を車両に導入する事が多いです。この東武アーバンパークライン向けの新車両も新技術テンコ盛りみたいですよ。
再エネ、省エネ機器導入
https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20230308095247_LwL1XyTPmofsP88SaWBtQ.pdf
※東武鉄道のホームページより
ポイントは3つですね
・車両推進システム SynTRACS R の導入
同期リラクタンスモータ+フルSiC駆動用インバータを組み合わせたシステムで、従来のIGBT VVVFインバータ制御車と比べても18%の省電力性を実現したシステムです。
昨年11月に公表された東京メトロのシステムと同一のものらしいですね。そうなると三菱電機製の制御システムでしょうか。
東京メトロの発表 ↓
・リチウムイオン二次電池とSIVを組み合わせたバッテリシステム
電車が停車する時に回生ブレーキを使いますが、通常は発生した電気は架線に戻します。
このシステムは発生した電気を架線に戻さずに車両に搭載した静止型インバータ(SIV)を利用して、車両に搭載したバッテリに回生した電気を溜めそれを電車の制御や空調装置に使用するものです。これにより効率的に電力を使用することが出来ます。
・電力回生インバータ装置
車両が停まるときには回生ブレーキを使って架線に電気を戻しますが、近くに別な車両がいない時はせっかく発電した電気が無駄になってしまいます。
これを防ぐために架線に流れる直流電流をインバータによって交流に変換して駅照明や空調に使用します。これによって今まで無駄になっていた電力を有効活用できます。
この大きく分けて3つの新システムで省エネに貢献するそうです。その中で「車両推進システム(三菱電機製?)」と「バッテリシステム(東芝インフラシステム製)」は新車両に新技術として搭載されます。
この省エネシステムは同一車両内で違うメーカーの混在になるんでしょうかね。ここも気になるところです。
機械好きなマニアの間では話題になっていた「同期リラクタンスモータ」の初採用が東武鉄道の車両になるのにはびっくりしました。先行発表している東京メトロが一番に採用するかと思ってましたから。
ここ数年はコロナ渦で車両の新造数も少なくなっていましたが、東武アーバンパークラインでは従来車の置き換えもあり比較的大きなロットでの車両投入となります。
現在6両編成で運行されている東武アーバンパークラインを5両編成にして、ねん出した車両を新型車両と組み合わせるなんて言う話もありますがどうなるのでしょうかね。
新システムと旧システムを混在させて運用するのか、はたまた新車に合わせて既存車の機器を乗せ換えるのか、この新システムを搭載した車両がどのような形で登場するのかがとても楽しみです。
これはメカ好きには堪らないです!続報と新しい車両の登場を楽しみに待ちます!ちなみにスペーシアXの制御システムもとても気になっております!
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今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!