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Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
本日は鉄道コレクション第27弾で発売された、名古屋鉄道7300系電車をご紹介します。
名古屋鉄道7300系 鉄道コレクション
名古屋鉄道7300系は1971年に新造された車両です。しかしこの車両はなかなかユニークで、新造とはいえ吊り掛け駆動で旧型電車とも併結できる仕様です。
この時期の名古屋鉄道は、古くなった3800系などのAL車(吊り掛け駆動車)の置き換えを進める必要がありました。
その置き換えを推進するため、7300系は旧型車両の足回りを再利用して作られることになりました。最終的には2両固定編成、4両固定編成を合わせて30両が登場しています。
当初の予定ではもっと大量の増備が計画されていたようですが、各地からの新造車投入の要請があり7300系は30両で打ち止めとなっています。
しかし、吊り掛け駆動のパノラマカー、乗ったらさぞかし面白かったでしょう。こんな車両が少しでも残ってたらなんて思いますね!
なお、同時期には支線区へ直通できるパノラマカーとして、7700系が新造されています。
鉄道コレクションの7300系は新造された当初の形となっています。新造時は台車も旧型車から流用されていました。
模型はこの旧型台車をはいています。なお、実車では後年新製した台車に交換されています。
同時期にデビューした7700系は丸みを帯びた前面スタイルですが、7300系は中間車に運転台を取り付けたような角ばったデザインです。
運転台は高い位置にありますので運転席、助手席の窓は高くなっています(高運)。しかし貫通扉の窓は低めの位置(低運)にある独特なスタイルです。
これは以前ご紹介した3730系も同様ですね。
角ばりすぎているせいなのか、窓の大きさのせいなのかなんとなく風変わりなデザインです。しかしそれが面白い!
それでは1両づつ見ていきましょう。
7305号車両、豊橋方向の先頭車です。実車ではこの車両が動力車となっています。模型の床下機器類は他の車両の流用品ですので7300系とは異なります。
吊り掛け駆動とはいえ結構高性能な制御装置を搭載していました。
模型でもこの車両を動力車としています。床下機器を塗装し運転台側を密自連型のTNカプラーにした以外は純正部品で構成しています。
7205号車両、新岐阜方向の先頭車です。
実車ではこの車両にMG(電動発電機)などの補助機器を搭載していました。なお、実車ではこの車両はモーターを搭載していません。
7300系は走行装置こそ吊り掛け駆動の旧型ですが、車体はパノラマカーと同一なので冷房付き、転換クロスシート、固定窓の高級仕様です。
実際に特急に使用されたこともあったとのことです。
編成中間部の貫通路です。ワイドな両開きですね。
鉄道コレクションも値段が上がったこともありますが、だいぶリアルな造形になってきました。
屋根上のパーツもクーラー、通風機、避雷器などがしっかり別パーツになっています。この車両のクーラーパーツなどは、ファンまで透けて見えそうでかなりの出来栄えです。
名古屋鉄道で役目を終えた後
7300系は名古屋鉄道での役目を終えた後は、架線電圧600Vから1500V昇圧を控えた豊橋鉄道に譲渡されました。
豊橋鉄道に譲渡後はカルダン駆動車を吊り掛け駆動車で置き換えるという事象が発生し、これはめったにない出来事ででしたね。
しかし、吊り掛け駆動ではありますがパノラマカーのサービスレベルをもった車両でしたから、サービスは向上したでしょう。
おわりに
鉄道コレクション第27弾は大手私鉄の更新型車両が多かったですね。以前ご紹介した西武401系や東武5050系、相模鉄道3010系といった改造車両がメインでした。
近鉄2400系は新造車ですかね。第27弾は非常に興味深い車両が多かったので、2箱購入してしまいました。
まだご開帳していない車両たちもありますので、改めてご紹介していきますね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!
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