みなさん、こんばんわ!
Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
だんだんと冬らしい気温になってきました。朝夕問わず、かなり寒くなってきましたね。わたしもようやくストーブの準備を完了させました。これで少し安心です。
JR釜石線 SL銀河 運行終了へ
そんな寒い季節ですが、JR東日本から寂しいニュースが入ってきました。2014年から釜石線で運行をしてきた「SL銀河」が運行を終了するそうです。
運行終了は2023年の春とのことですので、運行開始からまる9年と言う事になります。運航休止の理由は使用している客車(キハ141系)の老朽化の為とのことです。
車両の老朽化で運行終了は仕方ないことだとは思いますが、この列車については「えっ、もう終了??」と、言った感があります。
※JR東日本盛岡支社のホームページから引用
https://www.jreast.co.jp/press/2021/morioka/20211119_mr01.pdf
「SL銀河」の客車(キハ141系)
「SL銀河」は2014年から運行が始まり、これまでに5万7千人の利用があったそうです。
車両はSL、C58-239が客車のキハ141系4両編成をけん引する形で運行されます。
この客車部分のキハ141系が、なかなか面白い車両なのです。
キハ141系はJR北海道で使用されていた車両で、現在は電化されていますが、非電化時代の札沼線の通勤通学輸送に活躍していました。
JR東日本が釜石線にSLを運行することを決定したとき、客車をどうするかと言う話になりました。
釜石線は途中区間の仙人峠を越えるオメガループが有名ですが、勾配が非常にきつい区間があります。そこをSL単機で通過するのは厳しい。その為SLを補助する車両が必要です。
丁度タイミングが良かったのでしょうか、JR北海道で札沼線の電化開業が行われ、そこで使用していたキハ141系が大量にねん出しました。
一般型の気動車とは言え、混雑の激しい札沼線で使用されていたこともあり、先頭車は片側運転台で、かつ形式内にキサハ144と言う中間車も存在します。
4両編成で運行する「SL銀河」にはちょうど良い編成です。また、気動車なのでエンジンを搭載しており、自走できるだけでなくSLの補助動力にもなります。
さらにキハ141系は、もともとは50系51型と言う客車を、気動車に改造した車両です。出目が客車と言うのもイメージ的に丁度良かったのではないでしょうか。
そんなわけでこのキハ141系をアコモデーションの改造、塗色変更などを行って「SL銀河」の客車として再登板させました。
実際の運行では、勾配のきつい区間こそ客車のエンジンを併用して走りましたが、大半の区間はSLのパワーだけで走行していたそうです。
「SL銀河」の今後はどうなるのか
JR東日本では「SL銀河」の今後については、まだ詳細は発表していません。しかし、早々に廃止するわけではなく、2022年は春から初冬までの間は運行します。
また、2023年も春までは運行することは決まっています。
運行終了の理由が「客車の老朽化」ですので、このまま行けば客車であるキハ141系は引退でしょう。
しかし、同じくSLを運行している東武鉄道では、キハ141より古い14系客車をきっちりとレストアして使用しています(JR北海道から来た車両もあります)。
14系より新しいキハ141系も、まだ直して使えるのではと思うところがあります。まあ、各社の事情もありますでしょうから、ダメと判断されたのであれば仕方ないのですが。
SLのC58-239については言及していませんので、また別な使い方をすることも考えられます。
特に2021年6月に点検整備を済ませたばかりなので、そのままお蔵入りにする可能性は少ないのではないかと希望を持っています。
おわりに
最後は願望です。
東北地区とSLってなんだかよく似合うと思っています。なので釜石線での運行が出来なくても、ほかの路線で運行してくれないかなどと思ってしまいますね。
またまた、これも願望ですがC11を運行している東武鉄道あたりが借りて(購入して)運行しても楽しそうです。
C11も良いのですが、大型のC58が東武線上を走る姿も見てみたい。
まあ、SL銀河については列車の廃止は発表されてしまった以上、確定ですから仕方ありません。
車両については今後の発表を待つしかないですね。こちらは良い方向に向かってくれることを願っています。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!