みなさん、こんばんわ!
Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
今日はyahooのニュースを見ていたら気になる記事を発見しました。技術の進化を感じますが、今の日本ではどうなのだろうか。
ヨーロッパで2022年からISA装置を義務化
ヨーロッパでISA(自動速度制御装置)を義務化
ヨーロッパ連合27か国と周辺国(イギリス、スイス、ノルウェー)で、2022年7月から発売される新型車からISA装置(自動速度制御装置)が義務化されるそうです。
ヨーロッパでは交通事故の30%がスピード違反で占められており、これを改善することにより交通事故を減らす取り組みとして実施するそうです。
ISAは車内のディスプレイなどに法定速度を表示し、それを超過すると警告を発するそうで、将来的には速度リミッターの役割も果たすようになるとか。
ヨーロッパは制限速度と実勢速度(実際に流れている速度)がほぼ等しいそうですので、確かに違反を取り締まれば事故は減りそうな気がします。
ISAは日本で導入されるのか
もしこれが日本で導入されたらどうなるでしょうか。正直な話、日本では制限速度と実勢速度の乖離がヨーロッパと違い大きいので今のままでは難しいでしょう。
わたしが住んでいる埼玉県では主要県道でもたいていが40km規制。片側2車線の国道でも50km規制が多いです。
ただ、実際の流れはこの速度ではないですね。信号も少なく道路幅も広い、歩行者、自転車の通行もほとんどない道路、これだと当然実勢速度は制限速度より10~20km程度は高くなるでしょう。
むしろこんな道で40km以下で走ると逆に危険な場合もあります。安全が担保できそうな道路は規制速度も上げるべきだと思います(ようやく一部の高速道路は速度が120kmに上がりました)。
そうかと思えばセンターラインのない、歩行者、自転車が多く走る狭い道でも40km規制だったりします。
極端な例をあげますが、わたしの自宅の近所に幅6~8m程度のセンターラインのない道路があります(区画整理がされていない区域なので道がぐにゃぐにゃです)。
ここは駅から近いため歩行者や自転車が大変多く、自動車で走ると40kmの速度でも危険を感じます。
そのためここを通る車は大半が30~40kmの速度で走っています。自動車側も怖いですからね。この道路は交差点が多いこともあります。
しかし、この道速度規制の標識がないんです。つまり、法定速度60kmと認識する人もいるわけです。しかもすごいことに側道には一時停止の標識もない。私道ではなくちゃんとした公道(市道)ですよ。それなのに標識がない。
この道路は実勢速度は30kmですから、30kmの速度標識を設けるべきでしょうね(たまに結構な速度で走る車がいます。今は速度標識がありませんから)。
歩行者も自転車もほとんど走っていない主要道路と、例えば駅ちかで人の多い狭い道が同じ40km規制、ほんとうに実勢速度と乖離が大きいです。
このような危険な道路でも規制速度が60kmならISAはそこまでは出しても良いと判断するでしょう。道路標識で制限速度を判断するのなら、制限速度の見直しを含めた整備が必要ですね。
最近の車はすごい
最近の車は道路上の標識をきちんと読みとれるほど、高性能のカメラを搭載していますね。
先日、最新型のHONDA FITのハイブリッドに乗ったのですが、この機能がついていました。昼でも夜でも正確に道路標識を読み取っていましたね。
まだ、日本の車にはISAはついていませんが、技術的にはすぐにでも搭載できそうです。
おわりに
先日、福岡県で悲惨な交通事件がありました。街中の50km規制の道路を100km以上の異常な速度で暴走し、道路を横断していた学生をはねて死なせてしまうという事件です。
この犯人は常日頃から街中をクラクションを鳴らしながら暴走していたそうです。犯人のご近所の方も「いつかはやるだろう」とマスコミのインタビューで話していました。
ISAがあればこういった事件は相当なレベルで防げそうです。道路側の整備も行い規制速度と実勢速度の乖離が少なくなれば、この装置の義務化は悪いことではないかもしれませんね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!