みなさん、こんばんわ!
Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
ここのところ気になっていた栃木県足利市の山火事も鎮圧されました。あとは小さい火だねを消火していくそうです。住民の方はこれで一息つけるのではないかと思います。消火に当たった皆様に感謝です。
また、新型コロナの感染者数は今日は東京で121人と少なめの数字でした。月曜日なので少なく出るとは言えだいぶ減った感があります。しかし気を抜くとあっという間に増えるので油断は禁物ですね。
東京メトロ 10000系
本日は東京メトロ10000系についてのご紹介です。内装写真も撮影しましたのでぜひご覧ください。
生い立ち
2006年に東京メトロの標準車両としてデビューしました。東武東上線、西武池袋線、その後開業する副都心線にも対応した車両としています。副都心線開業後は東急東横線、みなとみらい線にも乗り入れ運転をおこなっています。
車内には強化ガラスが多用され、洗練されかつ高級感がある車両となっています。
車内について
中央天井と照明及び空調ダクトを一体化したモジュール構造を使った天井が印象的です。また、近未来的なデザインで格好いいです。
天井高さは従来の車両より185mm高く設定をしています。また天井は中央部を曲面としているので、とても広々としています。
照明は新造時は蛍光灯でしたが、現在は直管式のLED照明に交換されています。
扉間のシートです。スタンションポールで3人掛けと4人掛けに区切られています。スタンションポール、袖仕切とも丸く湾曲したデザインです。外観と合わせているのですね。
袖仕切はメタリック調の色合いですが材質も金属製です。湾曲した筋がデザインとして入っています。なかなかかっこいいです。なお、金属製なので冬場の早朝や夜間は冷たいのが難点です。
シートですがかなり固めです。有楽町線、副都心線を走る車両の中では一番固いと思います。
車端部のシートは3人掛けです。副都心線の駅でいうと、渋谷よりのシートはシルバーシートとなっています(10100型は和光市よりがシルバーシート)。
写真では向かって左側にシートはありませんが、ここは車椅子スペースです。車椅子スペースは2号車と9号車に設置されています。その他の車両には両側にシートがあります。
連結面は車内が広く見えるよう強化ガラスをうまく使ってデザインされています。貫通扉も強化ガラス製で、木目調の壁と合わせ洗練されたデザインです。
扉上には15インチ液晶の車内表示器がついています。左側は広告等で使用、右側が路線図や行先などが表示される案内用です。車内表示器も強化ガラスで保護されています。
一体型モジュールの天井です。補助送風機は横向き(枕木方向)です。これは珍しいですね。車内を広く見せるよう工夫されています。
仕様
制御装置はIGBT素子を使用したVVVFインバータ制御です。1台の主制御装置で165kwのモーター4台を制御します。なお、モーター付き車両は10両編成中の5両(2、3、6、8、9号車)です。
VVVF制御なのでモータ付きの車両は少なくなっています。ちなみに新しい17000系は10両中4両がモータ付き車両です。
起動加速度は3.3km/h/s、設計最高速度は120kmです。運行するときの最高速度は東急東横線内の110kmとなっています。
台車はモノリンク式のボルスタ付き台車で、揺れは少なく乗り心地は快適です。私見ですがボルスタレス台車より大きな揺れは少ない印象があります。
電動空気圧縮機はスクロール式で、2、4、8号車に搭載、機器箱に収められているせいもありますが音はかなり静かです。補助電源装置は大容量のSIVで2、8号車に搭載されています。
パンタグラフはシングルアーム式で3、9号車に2台、6号車に1台搭載されています。
おわりに
東京メトロ 17000系運用開始の伴い、7000系の7110Fが解体のため陸送されたそうです。早くも始まってしまいましたね。
17000系の10両編成車はすでに4本完成していますから、残っている7000系の10両編成車の置き換えも進むでしょう。10両編成しか運用のないFライナーと有楽町線の運行が見れるのも残りわずかです。
有楽町線、副都心線は7000系、10000系から、10000系、17000系の布陣に変わりつつあります。
終焉が見えてきた7000系には最後の活躍を、17000系はこれからの活躍に期待ですね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!
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