Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

鉄道模型73 【485系】 特急雷鳥 夜景も撮ってみたよ!

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

485系電車と583系電車、昭和40年代から50年代の国鉄を代表する特急電車ですね。

 

 

coedowalk.hatenablog.com

 

先日は583系N1・N2編成を走行させましたが、それに続きTOMIXの485系「雷鳥」も走行させてみました。

 

パノラマタイプの先頭部を持つ「クロ481 2000」番台を組み込んだ9両編成。バリエーション豊かな車両で構成されています。

 

 

TOMIX HG 485系「雷鳥

 

今回ご紹介するTOMIXの485系「雷鳥」号は、2003年頃に運用されていた列車をモデルとしています。

 

以前に「スーパー雷鳥」号として使用されていた、パノラマグリーン車の「クロ481 2000」を組み込んでいるのが特徴です。

 

 

特急「雷鳥」 2003

 

まずは編成写真から。

 

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これぞ 485系! と、いった顔です。

 

 

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パノラマグリーン車 「クロ481 2000」

 

 

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583系とともに!

 

 

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室内灯を取り付けています。夜行列車としての運転が楽しい!

 

 

それぞれの車両をご紹介

 

9両と言う編成ながらも、バリエーション豊かな車両で構成された特急「雷鳥」、特徴のある車両も連結されています。

 

 

クロ481-2004 

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スーパー「雷鳥」で使用されていた車両でしたが、新型車両を使った「サンダーバード」号の登場により、スーパーの運用を新型車両に譲り渡しました。

 

それに合わせ本車両は「雷鳥」号へ転用されています。転用の際に白を基調としたスーパー「雷鳥」カラーから特急色に塗装が変更されました。

 

この車両は元中間車の「サロ489 1000」番台を改造して登場しています。元からグリーン車でしたが、先頭車改造された際に車内も徹底的にグレードアップされ3列シートのデラックス仕様になりました。

 

 

485系の機構的なお話になりますが、原則として485系は先頭車に冷房や補助電源に使用するMG(発電機)と、ブレーキや扉の開閉に使う圧縮空気を作成するCP(コンプレッサー)を搭載しています。

 

しかし、このクロ481 2000番台は機器搭載スペースが確保できず、MGのみの搭載となっています。

 

そのためスーパー雷鳥時代はCP付きのサロ481-2000とペアを組んで運転されていました。

 

 

モハ485-502

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モハ485形は制御装置や主抵抗器、列車の動力となるモーターを搭載した車両です。モーターは強力型のMT54が使用され、主抵抗器には冷却ファンが取り付けられているためにぎやかな音を奏でます。

 

2003年の編成変更により「雷鳥」の片側の先頭車をクロ481 2000に変更することになりましたが、このままだとCPを搭載する車両が減ってしまいます。

 

その対応としてオリジナル(後期型)のモハ485を種車に、CPを搭載する改造を行いました。それにあわせ車両区分をわかりやすくするため500番台に改番されています。

 

 

 

モハ484-613

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モハ484は整流器や変圧器と言った交流関連の機器類を搭載しています。そのため「走る変電所」と言われることもあります。

 

国鉄型電車の走行システムは直流で駆動しますから、交流区間を走行しているときはこの車両で交流を直流に変換します。

 

 

モハ484-600番台は客室の一部を乗務員室に変更した車両で、乗車定員がモハ484-200番台と比較すると8名少なくなっています。

 

ちなみにモハ484-600は新造時は東北地区に集中して投入されまして、この車両も東北新幹線の開通前までは東北本線系の特急列車に使用されていました。

 

 

サハ481-602

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サハ481-600番台は「雷鳥」号の編成変更に伴い、不足する付随車を補うためモハ484-200から改造された車両です。

 

モハ484から走行用の機器(変圧器、整流器、モーターなど)を取り除く改造を行いました。パンタグラフや配線類は撤去されましたが、屋根の構造はモハ484時代と同様です。

 

モハ485-73

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モハ485-73は485系の初期型車両で、人気のボンネット型先頭車と同時期に製造されました。模型の「雷鳥」の初期型車両はモハ484とこの車両の2両が含まれています。

 

屋根の構造以外はモハ485(後期型)とほぼ同様ですが、冷房装置はキノコ型のAU12を搭載しています。

 

特徴ある形態の冷房装置ですが、1つのケース内に2台の冷房装置が搭載されています。

 

 

モハ484-73

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モハ485同様に冷房装置に分散式のAU12を使用しています。分散式の冷房装置だと集中式に比べると多い面積の設置スペースが必要になります。

 

交直両用の485系は屋根上に機器が多いため、初期型のモハ484では必要となる冷房装置をすべて屋根上に搭載することができませんでした。

 

そのため不足となる冷房装置(3台分)を室内に搭載しています。冷房装置を室内に搭載した分モハ485より定員が8名ほど少なくなっています。

 

なお、模型ではこの車両が動力車です。最近、動きがぎくしゃくするので、もしかしたらモーターが怪しいかもしれません・・

 

 

モハ485-213

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モハ485(後期型)のオリジナル車両です。

 

後期型は初期型に比べると冷房装置が変更されています。小容量のAU12から少し容量を増したAU13に変わったため、搭載台数が6台から5台に減りました。

 

また写真の213番はアコモデーション改良型で、新造時から簡易リクライニングシートが搭載されました。

 

なお、モハ485で簡易リクライニングシートを付けているのは、207番以降の車両です。

 

※追記

485系は途中から車内のシートが簡易リクライニングシートに変わりましたが、JRになってからは初期車を含めて一部車両がシートがフリーストップ式のリクライニングシートに交換されています。

 

これは簡易リクライニングシート搭載車も対象でした。

 

 

モハ484-315

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モハ484(後期型)のオリジナル車両です。モハ484は初期型と後期型で車体の構造が変わったので、車両番号が200番台に区分されました。

 

一番大きく変わったのは冷房装置で、後期型からはモハ484のみ集中式のAU71形になりました。

 

大容量の集中式冷房装置になったので、初期型では車内に搭載していた冷房装置が、後期型では不要になりました。それで車体がモハ485と同じになり定員が増加しています。

 

車内のシートですが200番台は309番以降の車両が新造時から簡易リクライニングシートになっています。

 

 

クハ481ー322

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クハ481-300番台は電気釜と呼ばれた485系の先頭車です。初期のボンネット型に比べ運転台部分がコンパクトになったので、ボンネット型より定員が8名増えました。

 

大容量のMGとCPを搭載しており、この1両で6両までの冷房用の電源を供給します。

 

 

おわりに

 

485系が国鉄特急として現役の時代は、特急列車と言うのは本当に「特別」な存在でした。

 

特急料金が高かったこともありますし、列車自体に特別なオーラがあったような気がします。いまの特急はだいぶ利用しやすくなりましたね。

 

485系は国鉄車両らしいしっかり作りこまれた感のある重厚感のある車両でした。車内は静かで乗り心地も良かったです(今の車両にはかなわないでしょうけど)。

 

かつては日本全国を走り回っていた485系もほとんどの車両が廃車となり、営業に使用されている車両もほんの少しとなりました。

 

関東では高崎と盛岡にあるリゾート車両に改造された16両のみです。これも485系である限りいつまで走り続けるかわかりません。

 

無くなる前に乗っておきたい車両の一つですね。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!

 

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