Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

鉄道模型72 【583系】寝台特急電車 N1N2編成

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

国鉄583系寝台特急電車、名車ですよねぇ。

 

鉄道模型でもKATO、TOMIXから発売されていますが、両社ともかなり良い製品に仕上がっています。

 

その中で、今年中にTOMIXの581系、583系電車が改良されて発売される予定です。

 

新型モーターも搭載され細かなディテールがリアルに改良されるので、また人気のモデルになることでしょう。

 

 

 

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JR東日本 583系電車 N1・N2編成

 

国鉄時代の車両が大好物なわたしは、特急電車のコレクションとして583系電車は外せません。

 

TOMIXよりHGシリーズで発売された7両セット+2両と、後日改良発売された583系N1・N2編成を所有していますので今回は後者をご紹介したいと思います。

 

 

583系 N1・N2編成について

 

1967年に世界初の座席、寝台兼用の電車として581系が登場しました。581系は2電源(直流1500V、交流20000V60Hz)に対応している為、北陸や九州方面へ向かう特急列車に使用されました。

 

その後、電車寝台特急を東北方面にも走らせるため3電源(直流1500V、交流20000V50Hz、交流20000V60Hz)方式に対応した583系が登場、その後は581系に代わり583系が増備されています。

 

 

東北新幹線開通後に特急列車網の整理が行われ、かなりの数の583系がその職を追われました。一部の車両が近郊型電車に改造されたほか、オリジナルのまま団体臨時用に転用された車両もあります。

 

TOMIXの583系N1・N2編成は団体臨時用に残された車両で、仙台運転所に6両編成に短縮されて配置されました。

 

この編成は床下機器の塗装がグレーになっている以外は、車体塗装を含めオリジナルの形態を残していたので人気があった車両です。

 

最期には2011年に仙台区から秋田区に移り団体臨時用に使用されましたが、現在は惜しくも廃車となっています。

 

しかし、一部の車両は台湾に譲渡されたり、秋田にも車籍こそないものの、一部の車両は保管されています。

 

 

それぞれの車両について

 

それではN1・N2編成の模型を1両ずつ見ていきましょう。団体臨時用に残ったこの編成は食堂車、グリーン車の連結は無くなりすべての車両が普通車となっています。

 

 

クハネ583ー17

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秋田方向に連結される先頭車です。N1・N2編成の先頭車は2両とも定員が増加したクハネ583となっています。

 

座席は基本は4人掛けのボックスシートで、夜間は天井近くに収納されているベッドが降りてきて寝台となります。寝台使用時は4人のボックスシートが3段ベッドになります。

 

走行用の機械類は運転関連のほかには、コンプレッサーや電動発電機を搭載しています。

 

モハネ583 ー100

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583系の動力車です。実車のN1・N2編成の中間車はすべて動力車のモハネ582とモハネ583です。

 

モハネ583の座席とベッドの構成はクハネ583と同様で4人掛けのボックスシート、寝台使用時は3段ベッドになります。

 

走行機器ですがモハネ583は、制御装置や主抵抗器と言った直流系統の機器を搭載しています。主抵抗器には国鉄型車両の特徴である、轟音のブロアー(冷却ファン)が付いていますので、この車両が駅に停車中の時は周囲が大変にぎやかでした。

 

 

モハネ582ー100

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583系のパンタグラフ付きの動力車です。交直両用車両のため屋根上がにぎやかです。

 

直流区間を走るときはパンタグラフ2個、交流区間を走るときは1個で走りますが、晩年は直流区間でも1個で走っていたようです。

 

この車両にはブレーキ関係の機器のほか、交流区間を走行する際に必要な整流器や変換機を取り付けていました。交直両用電車のパンタグラフ付きの車両は、走る変電所などとも呼ばれます。

 

座席の構造は基本的には全車共通となっていますが、モハネ582の低屋根(パンタグラフの下等)部分は3段ベッドが構成できないため、寝台使用時ここは2段ベッドになります。

 

また、屋根上に必要分のクーラーが搭載できないため、車内の床上にもクーラーを搭載しています。

 

なお、模型ではモーターがついている車両は1両のみで、この車両がモーター車です。

 

この世代のTOMIXのモーターは爆弾を抱えていますね。現在のところは快調に走りますが、いつまでこの状態が持つか若干心配です。

 

モハネ583ー106

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上のモハネ583ー100とほぼ同じです。

 

モハネ582ー106

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実車は上のモハネ582-100とほぼ同じですが、模型ではモーターがついていないので床下がすっきりしています。

 

クハネ583ー8

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上野方向の先頭車です。クハネ583ー17とは同じ構造となっています。

 

 

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仙台車両センター所属時代は磐越西線の快速「あいづ」にも使用されていました。模型は標準で「あいづ」のヘッドマークが取り付けられています。

 

ヘッドマークはシールではなく透明プラスチックに印刷されているので、とてもきれいに点灯しますが、少し光もれがありますね。

 

 

おわりに

 

583系は特急として現役の時に乗車しておきたかったのですが、残念ながら乗ったことがありません。

 

一度だけ東北新幹線開通前の東北本線の特急「はつかり」号に乗車できるチャンスがあったのですが、その時は残念ながら逃してしまいました。

 

結局、特急時代の583系への乗車はかないませんでした。

 

 

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その後時は流れて、特急列車からの運用離脱後に一部の車両が近郊型改造を受け715系や419系になりました。編成の短縮に伴いモハネ583とサハネ581に運転台を取り付けた車両がデビュー。真っ平な顔になったので「食パン電車」と呼ばれました。

わたしは特急としての583系には乗れなかったのですが、近郊型電車に改造された、仙台の715系、北陸の419系には乗ることができました。食パン顔になったり色が変わったりはしましたが、乗り心地は重厚で特急電車と比べても遜色はありません。

 

一部ロングシート化はされましたが、ボックスシートは特急時代のものを再利用していましたので、シートピッチも広くかなり快適でした。

 

これらの車両に乗れたので、叶わなかった583系乗車のリベンジにはなりましたね。いまでは両車ともなくなってしまいましたが、記憶に残る名車であったのは間違いありません。

 

 

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実車はなくなってしまいましたが、模型ではこれからも活躍することができます。わたしの583系もこれからも主力車両として、活躍してくれる事でしょう。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!