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Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
本日は昨日に引き続き北海道の急行「大雪」号です。本日は車両それぞれにつきご紹介したいと思います。
夜行列車として運転されていた、急行「大雪6号」は10系寝台車、スハ45系客車を中心に編成され最大11両編成で運行されました。時代的には昭和45年秋以降となります。
ノーシルノーヘッダーのすっきりした外観の10系寝台車、スハ45系の重厚感ある外観、さらに荷物車も連結された雑多な車両群が魅力的です。
雑型客車と呼ばれた車両たちですが、戦後の日本の交通網を支えた車両たちです。急行列車ということもあり普通車はグレードの高い車両で構成されていました。
KATO 急行「大雪」 10系寝台客車
それではKATOの急行「大雪6号」の客車をご紹介していきます。夜行列車に使用するということで、室内灯を全車に装備してみました。
マニ60 245
急行「大雪6号」には2両の荷物車が連結されていましたが、この車両はセットの編成表に記載されていません。
このセットでは車両を減らして普通列車なども再現できるようになっていますので、その際に使用するのでしょう。
マニ60の中でも古いタイプの車両を改造したのか窓が小窓です。
室内灯は実車が白熱灯であったので、KATO純正の「LED室内灯電球色(フィルタ付き)」を使用しています。
マニ60 2596
2両目もマニ60となっていますが、すべて改造車であるマニ60の中でも少し新しめの車両から改造された車両のようです。車両は東京の隅田川区の車両で本州から北海道への荷物輸送に使用されていたようです。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯電球色(フィルタ付き)」を使用しています。
スユニ61 504
61系客車の郵便・荷物合造車で、この車両は北海道用の500番台となります。屋根上につけられたT型のストーブ用の煙突が特徴的な車両です。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯電球色(フィルタ付き)」を使用しています。
オハネフ12 507
ここからは客車となります。オハネフ12は車掌室付きのB寝台車です。全国で活躍した車両ですが、北海道用は台車に機械式発電機を取り付けた耐寒耐雪仕様の500番台となっています。
室内灯は実車が蛍光灯装備であったので、KATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用して表現しています。
スハネ16 511
急行「大雪」には3両もの寝台車が連結されていました。スハネ16も全国的に使用された車両です。
製造当初はオハネ17でしたが、台車を乗り心地改善のためTR23からTR47に交換したので、重量が増加し形式名が変更されました。こちらも北海道仕様の500番台です。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用しています。
オロハネ10 502
オロハネ10は急行「大雪」のハイライトとなる車両でしょう。北海道のみで活躍したA寝台、B寝台の合造車です。A寝台のエリアはありますが台車はコイルばねのTR50系でした。
車体の中心に乗降用の扉が設置され、そこを境にA寝台とB寝台に分かれています。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用しています。
スロ54 509
急行「大雪」は座席車もバリエーションに富んでいました。グリーン車が連結されスロ54が使用されました。座席車では唯一の冷房車です。
スハ43系の車両ですが、冷房化の際重量増を抑制するため台車がTR23に変更されています。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタ付き)」を使用しています。実車は蛍光灯装備だったようですが、グリーン車なのでフィルタを入れてみました。
スハ45 12
編成に普通座席車は5両連結されていました。車両はスハ45とスハフ44です。急行用には近代化改装された車両が優先的に使用されていました。
スハ45とスハフ44は北海道専用のため、500番台にはなっておらず車番は0から振られています。
室内灯はスハ45系は近代化改造により蛍光灯に変更されましたので、KATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用しています。
スハ45 7
スハ45は編成に3両連結されていました。すべて同じタイプとなっています。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用しています。
スハ45 18
3両目のスハ45です。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用しています。
スハフ44 3
スハ45の車掌室付きの車両です。この車両は札幌から網走まで連結されていました。途中駅での車両切り離しがあるのでスハフが2両続けて入ります。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用しています。
スハフ44 7
大雪6号は途中の北見駅で増結車両の切り離し、連結がありました。この車両は札幌⇔北見間連結されていました。
室内灯はKATO純正の「LED室内灯クリア(フィルタなし)」を使用しています。
おわりに
札幌から網走へ向かう夜行列車急行「大雪」。現在では乗車人員の減少により廃止となっています。
また、全盛期の石北本線の急行「大雪」号は、夜行・昼行を合わせて6往復が運転されていましたが、現在の優等列車は編成を4両に短縮した特急列車が日中帯に4往復走るだけになってしまいました。
地方都市の人口減少、交通手段の多様化もあり鉄道の需要が減ってきているのが原因でしょうね。
旧型客車は全国的に見てもイベント用の車両を残して姿を消してしまいました。それどころかニューブルートレインと言われた14系や24系などの車両も風前の灯です。
しかし、模型では永遠にその姿を楽しむことができます。当鉄道では末永く活躍させようと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!