Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

鉄道62 【東武鉄道の話題3件】ついに本年度の新造車が現る! 第二のリバイバルカラーも登場へ

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

今年は昨今のコロナ渦により、各社とも事業計画を縮小しておりますが、それでも新車を含む新しい事業は進んでいます。

 

わたしの地元を走る東武鉄道でもようやく今年の新車第一弾が入線しました。地元路線の車両ではないのが少しだけ残念(今年は地元路線は地下鉄乗り入れ車を除くと新車無し)。

 

 

広告

 

 

500系リバティ 増備車入線!

 

東武鉄道の今年の新車は500系特急リバティで、3両編成×6本の18両がデビューします。

 

その中の第一弾(512~514編成)が兵庫県川崎重工で完成し、東武鉄道に納車されました。7月12日から3日以上かけての納車です。

 

ネット上に甲種輸送の写真が多数アップされていますが、車両自体は見た感じは今までの500系と変わりはないようです。車番も昨年の増備車からの続番です。

 

運行開始後は運用中の車両と共通して使用されることが想定されます。

 

 

JRから東武への受け渡し

 

今回、注目されたのはこの新車の受け渡し方法ですね。

 

昨年までは秩父鉄道三ヶ尻線経由での受け渡しでしたが、三ヶ尻線が廃止となりましたので、今後の東武の新車はどこから入ってくるのかと話題になっていました。

 

トレーラーによる陸送になるのか、はたまた栗橋の連絡線を使うのか、秩父鉄道の熊谷駅はどうよとか、いろいろ言われてきましたね。

 

結果は前回のSL(C11 325)と同様、栗橋の連絡線を利用した鉄道による甲種輸送となりました。まあ、一番妥当ですね。他社を通らない分輸送費用もメリットがあるでしょう。

 

 

次に気になるのが、連絡線を通るにあたりけん引する機関車が何になるのかです。新車の場合まだ自走をすることはできませんから、機関車を使って入線することになります。

 

東武とJRは架線を流れる電気がどちらとも直流1500Vとなっています。一見、電車や電気機関車がスルー出来そうな感じですが、東武、JR間にはデッドセクション(無通電区間)があるんですね。

 

営業運転中の電車であれば加速力の強さもありここを通過することが可能です(現に毎日100系スペーシアとJR253系が通過しています)。

 

しかし貨物扱いで機関車けん引のこの甲種輸送では、デッドセクション内で停止せずに通過できる必要があります。

 

となると電気機関車はないだろう(軸重の問題も出ますし)、やはり前回のSLの時のようにさいたま新都心か大宮あたりから、DE10あたりがけん引してくるのだろうと考えていました。

 

DE10であれば東武も所有していますし、以前SLの時にJR貨物機が入線しています。

 

ところがフタを開けてみたら・・・ けん引機はJR貨物の最新鋭電気式ディーゼル機関車のDD200でした!

 

モーターで走るとはいえ電気式のディーゼル機関車ですから、デッドセクションは関係ありません。すんなり通過できますね。

 

まさかDD200がけん引するとは思っていなかったので少しびっくりでした。

 

兵庫から新鶴見まではEF65がけん引、新鶴見から栗橋までDD200がけん引し東武線へも初入線しています。

 

新鶴見から武蔵野線東北本線と言う高規格路線をディーゼル機関車がけん引というのもすごいなと思いました。

 

まあ、新しい機関車ですからね。最高速度も100km出せるので、考えたら問題ないんですね。しかも、甲種輸送だから100kmもの速度は出さないでしょうし。

 

第2弾は何が引っ張ってくるでしょうか。これからは甲種輸送のけん引機も楽しみになりそうです。

 

 

今回の増備車はどんな列車に使用されるのか

 

注目されるのはこの車両がどういった列車に使用されるかです。JR直通に使用されるとかのうわさもありますが、増発などの前向きな使い方ならうれしい。ただ、それはこの乗客減の中では厳しいですかねぇ・・

 

あり得そうなのは昨年の増備車のように「特急りょうもう」の200系の置き換えに使用されるといったところでしょうか。350系の交換もあり得そうですね。

 

まあ、遠からず判明することでしょう。

 

 

りょうもう号 リバイバルカラー

 

200系誕生30周年を記念してリバイバル車両を運転すると発表していましたが、ついに詳細が発表されました。

 

まずはカラーリングですが、過去に「急行りょうもう」号として使用されていた、1800系のカラーで登場します。これは大体みなさん予想してましたかね。

 

今回塗り替えられる車両は、200系特急型車両(205、209編成)となります。

 

鮮やかなローズレッドのボディに、白い2本の帯を纏った200系はどんな印象になるでしょうか。とても楽しみです。

 

なお、車内のシートカラーも変更され、往年の1800系と同じカラーになるそうです。車内の印象も変わりそうですね。

 

なお、運行開始は8月7日 土曜日からです。

 

 

東武鉄道ホームページより(ニュースリリース

https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210715131537m6QXY-URDrRxTfGuR9-Kuw.pdf

 

 

車上データ有効活用システム「Remote」導入

 

最近の鉄道車両はハイテク化が進み、自動的に車両の情報などが取得できるようになっています。

 

東武鉄道でも1997年以降の新造車両からは、これら(車両の状態、混雑度、車内温度、速度、使用電力量)を取得できる車上データ監視装置を搭載してきました。

 

しかし今までのシステムは必要のあるたびに、該当車両からデータを都度吸い上げなければなりませんでした。

 

今回の新システム「Remote」は無線通信等を利用して、リアルタイムにこれらの情報を吸い上げ、東武本社や車両基地、指令所などでデータを利用することができるようになります。

 

これによりダイヤの最適化、省エネ運転の推進、乗務員・指令・検修作業の情報共有ができるそうです。リアルタイムに情報共有ができるのは現場としては大きいですね。

 

何事もまず大事なのは正しい情報を早く掴むことですから、鉄道車両に於いても状況をリアルタイムに収集し、すぐに把握できるのは大変良いことだと思います。

 

 

東武鉄道ホームページより(ニュースリリース

https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20210714141727vrZGrCc4SJ_GFNblL1adPg.pdf

 

 

おわりに

 

今年の東武鉄道は新車は500系18両だけですが、そのほかの車両の動きとしては20400型が3編成12両登場します。

 

20400型はこの増備で予定数すべてが出そろうのかな。東武の更新車は魔改造とも言われ内装などが徹底して更新されます。結果新車のようになるんですね。

 

この更新車も内装はかなりきれいになるのでしょうけど、通勤車のままなのでシートがロングシートです。しかもトイレもなし。

 

この車両によりクロスシートの6050系が押し出されるので、個人的には手放しでは喜べないんですよね・・せめて一部でもクロスシートにしてほしかった。観光地を走りますからねぇ。

 

 

車両更新工事で気になるのは、20400型が終わった後の次の車両です。10000系列の更新が再開されるのか、それとも古くなってきている30000系になるのか。

 

来年にはわかりそうですね。 

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!