みなさん、こんばんわ!
Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
今日は一昨日購入した天賞堂の「スハ45」を箱から出してみました。まだ走らせてはいませんがとりあえず写真を撮ってみました。まずは箱の中身から。
車両は発泡スチロールの緩衝材の中に保護用のビニールシートに包まれて入っています。このビニールシートは厚手です。これだけでも良いもの感があります。
他には説明書、車番インレタ、ケィディカプラー用のアタッチメント、ブレーキホースが 含まれています。
客用扉のつかみ手は取付け済です。小さいパーツなので、これはありがたいですね。ほとんどの部品が取り付け済みなので、後付けのパーツは基本的にはブレーキホースだけです。
車体はこんな感じです。
今回、購入した車両は「スハ45」のうち、近代化改装をされた車両です。モデルは近代化改装車の特徴であるアルミサッシがきれいに再現されています。また、幌が二色に色分けされているのもいいですね。メーカーのこだわりを感じます。
幌の吊り具はボディと一体成型です。別パーツであればなおさらリアルだったでしょう。しかし、一体型なら破損の心配がないので、わたしはこれもアリだと思いました。
塗装も綺麗ですし、車体の印象把握もいいですね。スハ43系らしい重厚な雰囲気が表現されていると思います。
床下と連結部
床下はしっかりと梁まで再現されていました。ブレーキロッドや配管等は床板と一体成型ですが、床下機器は一部別パーツとなっています。台車もディテールが細かいですね。北海道型特有のななめに取り付けられた車軸発電機もリアルに再現されています。
床下機器類は全てが出荷時に取り付けられていますので、箱から出してすぐに走らせることができます。
連結器廻りも必要にして十分な造形だと思います。ブレーキホースを取付けるとさらに引き締まることでしょう。
スハ45 実車について
スハ45は車掌室付きのスハフ44とともに、急行用客車スハ43、スハフ42をベースに酷寒地用の客車として昭和27年から製造され北海道内で使用されました。
スハ45が53両、スハフ44が27両製造されています。製造当初はぶどう色2号で塗られていました。
昭和39年から近代化改装が行われ、外観塗装が青15号になり、客用扉もプレス扉に変更されました。また、窓がアルミサッシに交換され良いアクセントとなっています。イメージが大きく変わりましたね。
車両の運用は北海道内で「ニセコ」「まりも」「大雪」「利尻」「狩勝」と言った急行列車に使用されました。14系が道内に投入されるまでは、急行列車に使用されていましたので、優秀な設計の車両だったのでしょう。
一部は普通列車にも運用されていました。スハ45は一般形客車にカテゴライズされていましたのでマルチな活躍でした。
なお、国鉄の分割民営化でJR北海道になってからは、スハ45は残念ながら継承されずに廃車になってしまいました。しかし、車掌室付きのスハフ44は5両がJR北海道に継承されています。
継承されたスハフ44は観光列車に使用されましたが、残念ながら現在は廃車となっています。
わたしはこのスハ45を含む43系客車は、バランスの良いスタイルと言う事もありますが名車だと思います。高崎や大井川鐵道に系列客車がありますので、機会があったら乗ってみたいですね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!