Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

鉄道模型128 【JR14系客車】TOMIX製品とKATO製品を比較する

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

10月も下旬になりました。朝晩がだいぶ冷え込むようになりましたね。そろそろ、暖房器具が必要になりそうです。灯油を買ってこなければ。

 

今日はTOMIXとKATOのJR14系客車を比較してみようと思います。どちらも甲乙つけがたい素晴らしい完成度ですが、意外とメーカー違いによる特徴があったりします。

 

 

TOMIXとKATOのJR14系客車を比較する

 

f:id:coedowalk:20211021152842j:plain

 

今回の比較の対象はTOMIXは先日納品されたばかりの「急行 八甲田」セット、KATOは14系500番台「寝台急行 利尻」セットです。

 

発売された時期は異なりますが、最新の製品と言って良いと思います。

 

 

八甲田セットです ↓

coedowalk.hatenablog.com

 

 

製品の内容

 

f:id:coedowalk:20211021152924j:plain

 

TOMIXの14系は今年発売されたばかりの新製品「急行 八甲田」セット、対してKATOは2016年に発売された「寝台急行 利尻」セットです。

 

どちらも特定列車を再現したものですが、TOMIX製品は原型車で、座席車6両セットなので、ほかの列車に使用しても違和感は少ないと思います。

 

また、TOMIXは0番台、KATOは500番台(0番台を北海道向けの耐寒耐雪仕様に改造したもの)となります。

 

実車では番台区分による仕様の差はありますが、14系客車の基本的な仕様は同様です。今回は14系と言う大きな括りでの、メーカによる差を見て行きたいと思います。

 

 

f:id:coedowalk:20211021152944j:plain

 

TOMIXは「急行 八甲田」の基本セットです。スハフ14が2両、オハ14が4両の構成です。

 

 

f:id:coedowalk:20211021152935j:plain

 

KATOは特定列車(急行 利尻)を再現したセットです。

 

14系は座席車(スハフ14、オハ14)、寝台車(スハネフ14、オハネ14)、荷物車(マニ50)、荷物郵便車(スユニ50)で構成されています。

 

新型客車でもバラエティ豊かな面白い編成です。

 

 

スハフ14で比較します

 

今回は両方のセットに入っている、「スハフ14」型で比較を行います。14系の顔と言った車両でしょう。

 

f:id:coedowalk:20211021152958j:plain

 

まずはサイドビューです。上がTOMIXで下がKATOとなります。

 

どちらも特急色ですがKATOの方が少し明るい青となっています。また室内のシートはKATOは薄い青ですがTOMIXは茶色っぽい色ですね。

 

実際の14系のシートは濃い青となっています。

 

ボディのディテールはどちらもすばらしい出来です。KATOは方向幕「急行 利尻 稚内行き」が再現されているのが良いですね。

 

 

f:id:coedowalk:20211021153011j:plain

 

床下の比較となります。こちらも上がTOMIXで下がKATOです(以下、同じ)。

 

床下機器の精密感は両車互角でしょうか。発電用エンジンはどちらも別パーツとなっています。どちらを選んでも問題ない感じです。

 

走行性能についてはどちらの製品も、良好な転がり性能を持っています。KATOはサスペンション入りの台車ですので、気持ち滑らかに走るような感じがします。

 

 

f:id:coedowalk:20211021153021j:plain

 

続いて屋根となります。

 

TOMIXはベンチレータが別パーツになっていますが、KATOは一体成型です。あと車端部の点検蓋ですがTOMIXはボルトが再現されていますが、KATOにはありません。

 

座席車の屋根はTOMIXの方が良い出来です。模型は上から見る機会が多いので、屋根が精密だと嬉しいですね。

 

なお、寝台車についてはKATO製品は、屋根の継ぎ目のラインが彫刻されていて、これが良い出来です。

 

屋根の出来は座席車はTOMIX、寝台車はKATOが気に入りました。

 

 

f:id:coedowalk:20211021153030j:plain

 

斜め上から見た図です。

 

屋根の色はKATOの方が少し明るい灰色でしょうか。ただ、実物は写真より色の差は少ないです。

 

 

f:id:coedowalk:20211021153046j:plain

 

車掌室周辺です。

 

車掌室の室内の仕切りは両社ともに再現されています。また、KATOは車掌室の一部の機器も彫刻されています。

 

KATOは特定列車を再現しているので「号車札」も印刷されています。扉のステンレスのレールの再現もきれいです(ちなみにTOMIXはモデルが折り戸なので、ステンレスのレールはありません)。

 

 

f:id:coedowalk:20211021153058j:plain

 

車端部です。

 

両車ともジャンパ栓、手すり、点検蓋等がモールドで再現されており、見ごたえのある出来です。

 

カプラーは大きく異なりますね。KATOはKATOカプラーとなっており、合わせてトイレタンクも再現されています。

 

TOMIXはアーノルドカプラーですが、TNカプラーへ交換できるようになっています。なおトイレタンク等の車端部の機器は必要であれば、自身で調達する必要があります。

 

精密感で見るとKATOの方が良いですが、運転面で見るとアーノルドカプラーのTOMIXも悪くありません。

 

実際に運転するとなるとアーノルドカプラーって良いんですよ。連結、解放が本当に楽なんですよね。

 

車両の先頭部はリアル感が欲しい為、KATOカプラーやTNカプラーが良いと思います。

 

しかし、運転する機会の多い列車編成の中間部はアーノルドでも良いなと思います。この辺りはお好みで。

 

 

f:id:coedowalk:20211021153156j:plain

 

妻面をアップで。左がTOMIX、右がKATOです。

 

 

f:id:coedowalk:20211021153207j:plain

 

車掌室側です。

 

前面の把握は両社ともお手の物ですね。どちらを選んでも申し分ないと思います。

 

テールサインは両社とも、ガラスの内側に幕が入っているのを再現しています。これは良い雰囲気となります。点灯させた時もまた良いです。

 

 

今回はTOMIXとKATOの14系客車を比較しました。どちらも甲乙つけがたい出来栄えです。

 

どちらを買っても満足がいくかなと言った感じです。編成内容とかあとはお好みでお選びいただければよろしいかと思います。

 

 

おわりに

 

先日、TOMIXの「国鉄117系100番台 新快速」を購入しましたが、販売店から「付属パーツの誤り」のメールが届きました。

 

上級者向けパーツの部品に誤りがあったとのことです。ボディに穴あけをする必要のあるパーツなので、まだ穴をあけないようにとの事でした。

 

後日、再度案内があるそうです。案内があるまでは触らないようにしておきましょう。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!