みなさん、こんばんわ!
Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
わたしはここのところ房総の鉄道づいていますが、今日も房総で使用していた車両について書いて行こうと思います。今回はかなり古い過去の車両です。
国鉄時代の房総半島は非電化区間が多く、気動車や客車が活躍していました。房総と言えば海水浴のメッカですから、夏にはいろいろな客車を組み合わせた「海水浴臨」が運転されていました。
さすがにわたしも実車を見たことはなく、写真で見た程度ですが多種多彩な旧型客車をSLがけん引しているという、今存在したら大変な人気を獲得できる列車たちでした。
そんな房総の海水浴臨ですが、今は無くなってしまいましたが模型であれば簡単に再現することができますね。
この海水浴臨で使われていた旧型客車、「オハ61」の模型車両を購入していますので、こちらをご紹介したいと思います。
HOゲージ 国鉄客車 オハ61 トラムウェイ製品
実車について
今回ご紹介する61系客車は、1950年から古い木造車両の部品を流用して作られた改造車です。国鉄では鋼体化車両と言われました。
改造の内容は木造客車の台枠、台車、連結器、ブレーキ装置などの部品を流用して、その上に鋼製の車体を作り上げています。
改造車とは言え新造車に近い工事が行われていましたが、新造車に比べるとかなり安い金額で改造することが出来たようです。
その中でオハ61は1000両以上が改造され、日本全国で活躍しました。車体のデザインはそのころ新造されていた、43系などのデザインとほぼ同様です。
なお、車種は普通車のオハ61、オハフ61などのほか、荷物車、荷物と座席の合造車であるオハニ61、オハユニ61などの形式が存在し、全部で3000両以上が改造されたようです。
車体塗色は基本的にはぶどう色ですが、一部の車両は青色15号に塗られていました。青色15号は車内の近代化、蛍光灯化などを行った車両に対し塗られていた色ですが、近代化されていない61系の一部車両にも塗られていたようです。
模型について
模型はトラムウェイ製のHOモデルです。
製品は2020年の11月に新製品として発売されました。メインの材質はプラスティック製となっており、なかなか精密にできております。
トラムウェイの61系客車シリーズは当初から室内灯が組み込み済。客用扉が数種類入っており、好みの応じて選択取り付けができる仕様になっています。
シリーズ展開
トラムウェイのオハ61系客車は、下記の4車種が発売されました。車体色は3色より選択できます。
- オハ61(ぶどう色1号、ぶどう色2号、青色15号)
- オハフ61(ぶどう色1号、ぶどう色2号、青色15号)
- オハニ61(ぶどう色1号、ぶどう色2号)
- オハユニ61(ぶどう色1号、ぶどう色2号)
わたしは「オハ61」のみ購入しています。旧型客車は他の形式とも混在できるので、1両づつで購入してもサマになるのがいいですね。
写真はオハ61青色のサイドビューです。17m級の木造客車の台枠を延長して20m級の車体に変更されています。
反対側の写真です。まだ、インレタはおろかドアなどのパーツも取り付けていません。こちらは追って整備したいと思います。
上から見たところ。背景はRM Models2021-8月号付録の背景紙です。房総の菜の花畑のイメージなのでちょうどよいのではと思いました。
車端部です。旧型客車は連結面に扉がない車両も数多く存在しました。古い写真を見ると列車の最後部にも関わらず、チェーンがかかっているだけのものもありました。
今では安全のため扉をつけること(展望スペースのある一部の車両は除く)は必須ですから当時はおおらかでしたよね。もっとも今の電車よりスピードはゆっくりでしたが。
オハ61系の台車は写真の「TR11」系を使用しています。模型の台車はプラ製ということもあり、かなり精密に再現されています。
少し見づらいのですが、車輪も集電可能な「スポーク車輪」を採用しています。
おわりに
旧型客車はいろいろな形式の車両が混結されて運用されていました。そのため実際の列車をみると61系と43系がつながっていたり、はたまた丸屋根の32系がつながっていたり、バラエティに富んでいましたね。
特に臨時列車となれば他のエリアの車両を借りてきて、編成が構成されていたり非常に面白いものでした。
今となっては旧型客車どころか、客車列車自体がほとんど無くなってしまいました。
旧型客車に至っては、高崎エリア、北海道、大井川鉄道に残るのみです。残っている車両は末永く活躍してもらいたいものですね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!