Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

鉄道模型172 【KATO EF71一次形】板谷峠を越えるマンモス機関車

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

先日、KATOから福島県山形県板谷峠で活躍していた電気機関車、「ED78一次形」が再発売されました。

 

これは待ち望んでいた方も多かったのではないでしょうか。わたしもその一人です。

 

 

先日、納品された「ED78一次形」について ↓

coedowalk.hatenablog.com

 

 

板谷峠を走行していた機関車として、「ED78」型のほかには、「EF71」型機関車がありました。交流電機としては珍しいF級電機です。

 

急こう配の板谷峠を超えるには、強力な電機が必要だったこともあり、動輪6軸のF級電機である「EF71」も準備されました。

 

 

KATO EF71をご紹介

 

そんな「EF71」ですが、以前からKATOより発売されていましたが、永らく欠品が続いていました。

 

それが「ED78」に先駆けて、再発売(ED78より少し前になります)されましたので購入しておりました。

 

先日は「ED78」をご紹介させていただきましたので、今回はこの「EF71」をご紹介しようと思います。

 

 

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製品はいつものクリアケースに入っています。品番からED78一次形と同時期に発売されたのがわかります。

 

 

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ケースのフタを開けるとこんな感じ。車両の他に付属品が入った袋とウレタンの下に説明書が入っています。いつものKATO電機の標準的な構成です。

 

 

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付属品の袋のアップです。ナンバープレート、メーカーズプレート、ナックルカプラー、ジャンパ線ランナー、ヘッドマークが入っています。

 

 

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ヘッドマークは2種類入っています。特急「あけぼの」も入っていますね。

 

 

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「EF71」のサイドビューです。その1。

 

 

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サイドビュー。その2、反対側です。

 

 

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ED78と似たお顔です。重連運転を行う事を前提として設計されているため、前面に貫通扉が付けられています。

 

個人的には国鉄型電機は、前面貫通扉が付いているタイプが好みなんです(EF65 1000番台やEF64など)。貫通扉が付いていると、なんとなく優しい顔立ちになるような気がします。

 

 

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優しい顔立ちに似合わず、ゴツイ台車。山を行くELって感じがしますね。これはこれでカッコいいです。

 

あと、小さいですが表記類もきれいに印刷されています。

 

 

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屋根を俯瞰したところです。交流機としてはシンプルな屋根上。ED75やED76はもっとごちゃごちゃしていますね。

 

「EF71」は豪雪地帯を走行するため、大半の屋根上機器を車内に搭載したため、屋根上はシンプルになっているそうです。

 

 

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パンタグラフ周辺です。あいかわらず緻密な出来栄えです。見ているだけでうっとり。。

 

このモデルもED78同様に信号炎管などの屋根上機器は取り付け済です。細かい部品が取り付け済なのは、とてもありがたいです。

 

 

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中間台車周辺です。実車のEF71は中間台車にもモーターを備えているため、ED78に比べるとがっちりとした印象となっています。

 

車体側面のルーバーも緻密な出来栄えです。

 

EF71一次形は製造メーカーが2社ありました。その為、模型ではメーカーズプレートが、ED78と異なり選択式となっています。

 

 

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優しい顔立ちのEF71ですが、ツララ切やデフロスタなど雪国に必要な装備を備えています。その為、なかなか密度感のある前面となっています。

 

 

実車は1968年から1973年にかけて、合計15両が製造されました。KATOの製品は1968年に製造された一次形をモデルとしています。

 

奥羽本線の福島~山形間でED78と共に使用され、普通列車や貨物列車のほかに、特急列車の牽引にも当たっていました。

 

特急列車では電車化される前の、「つばさ」号の牽引機であったことは有名です。「つばさ」号は晩年は485系電車になりましたが、それ以前はキハ80系、キハ181系で運転をされていました。

 

気動車のキハ80系は板谷峠の急こう配を、自車だけでは登ることができず、同区間はEF71がけん引していました。

 

後年になり板谷峠の特急列車の機関車連結を廃するために、高出力型気動車のキハ181系が開発され「つばさ」に使用されました。しかし、このキハ181系も板谷峠の急こう配でエンジンの故障が絶えず、結局EF71の補助を受けて運転されました。

 

気動車時代の「つばさ」号は、このEF71の援護により運行されてきましたが、昭和50年代になり485系電車が投入されると、その機関車連結の歴史に幕を閉じました。

 

なお、客車特急である「あけぼの」や、14系客車による臨時「つばさ」については、該当列車の廃止まで牽引の任に当たっていました。

 

 

おわりに

 

長年欲しかったこの板谷峠の機関車「EF71」と「ED78」ですが、ようやく入手をすることが出来ました。

 

重連運転も出来ますし、単機で走らせても様になる車両です。連結相手もキハ80系、キハ181系、50系客車、旧型客車、12系客車、14系客車、24系客車、はたまた貨物列車など何に連結させても似合います。

 

これは模型で楽しむにはうってつけではないでしょうか。

 

わたしも付属のナックルカプラーを取り付けて、キハ181系「つばさ」を再現しようと思いました。

 

実機はすでに無くなってしまいましたが、模型では永遠に活躍してくれますね。わたしのところでは頑張っていただこうと思います。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!