Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

鉄道244 【西武2000系】消えゆく旧2000系

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

西武2000系電車は、1977年に西武鉄道初の4ドア車両として登場した通勤電車です。

 

新造当初は新宿線専用として運用されていましたが、西武線全体で車両の4ドア化を進めることになり、後に池袋線にも配属され西武鉄道の主力車両となりました。

 

現在では後進の30000系や40000系の増備で数を減らしておりますが、まだまだ多くの車両が活躍を続けています。

 

 

2000系(旧タイプ)


2000系シリーズは長い期間製造されたこともあり、大きく分けて2つのボディタイプに分かれます。

 

最初に登場したタイプ(便宜上旧2000系と呼びます。上の写真のタイプです)と、車体デザインを大きく変更した新2000系(下の写真)が存在します。

 

旧2000系は西武鉄道初の界磁チョッパ制御、電気指令式ブレーキ、新造時から全車冷房付きとなり、メカニズム的には当時の最新技術を導入した車両でした。

 

外観上は戸袋窓を廃した4ドア車両で、黄色一色のボディにステンレス地むき出しの扉が特徴です。側窓は今となってはなつかしい田の字型になっています。

 

 

新2000系

新2000系は老朽化した3ドア車両の置き換え用として1988年に登場しました。車両性能は旧タイプと同一ですが、車体デザインが大きく変更されています。

 

旧2000系の田の字型の窓を止め、一段下降式の窓に変更。また、旧2000系では廃止されていた戸袋窓が復活しました。編成的には新たに4両編成が登場し、編成の自由度が増しています。

 

当初、新2000系は新宿線に配属されましたが、後に池袋線にも導入、300両を超える車両が新造され西武鉄道の主力車両となりました。

 

 

 

そんな西武2000系も、製造から一番若い車両でも30年以上が経過し、老朽化が進んでいます。

 

旧2000系については大多数の車両が廃車され、現在では2両編成が5本、6両編成2本が残るのみとなっています(2022年8月26日時点)。

 

つい先日、8月23日に旧2000系6両編成のラストナンバー2033Fが廃車回送され、いよいよ終わりが近づいてきた感じです。

 

 

新2000系についても、昨年から本格的な廃車が始まりました。まだ、廃車された両数は少ないのですが、今後はサステナ車両の導入計画もありますので、廃車が加速していくでしょう。

 

 

西武2000系は、首都圏では少なくなってきた界磁チョッパ制御の車両です。特にモーターは人気の東急8000系と同系統のものを採用しています。その為、高速走行をしている時はなかなか良い音を発します。

 

最近のVVVFインバータの車両に比べれば、快適性は弱いですが、往年のハイテク車両を感じさせる良い車両です。

 

 

今は西武池袋線新宿線と言った幹線でも、まだ数多く走っていますので、それほど苦労せずとも乗ることができます。

 

ただ、今後も新車の導入は進むでしょうし、他社から購入するサステナ車両も導入されますから、乗る機会もどんどん減って来るでしょう。

 

この西武2000系、わたしも数が少なくなり乗れなくなる前に、たっぷりと乗っておこうと思います。みなさんも西武線に乗車する機会がありましたら、ぜひ乗ってみたら如何でしょうか?

 

 

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今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!