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Koedoです。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
西武2000系電車は、1977年に西武鉄道初の4ドア車両として登場した通勤電車です。
新造当初は新宿線専用として運用されていましたが、西武線全体で車両の4ドア化を進めることになり、後に池袋線にも配属され西武鉄道の主力車両となりました。
現在では後進の30000系や40000系の増備で数を減らしておりますが、まだまだ多くの車両が活躍を続けています。
2000系(旧タイプ)
2000系シリーズは長い期間製造されたこともあり、大きく分けて2つのボディタイプに分かれます。
最初に登場したタイプ(便宜上旧2000系と呼びます。上の写真のタイプです)と、車体デザインを大きく変更した新2000系(下の写真)が存在します。
旧2000系は西武鉄道初の界磁チョッパ制御、電気指令式ブレーキ、新造時から全車冷房付きとなり、メカニズム的には当時の最新技術を導入した車両でした。
外観上は戸袋窓を廃した4ドア車両で、黄色一色のボディにステンレス地むき出しの扉が特徴です。側窓は今となってはなつかしい田の字型になっています。
新2000系
新2000系は老朽化した3ドア車両の置き換え用として1988年に登場しました。車両性能は旧タイプと同一ですが、車体デザインが大きく変更されています。
旧2000系の田の字型の窓を止め、一段下降式の窓に変更。また、旧2000系では廃止されていた戸袋窓が復活しました。編成的には新たに4両編成が登場し、編成の自由度が増しています。
当初、新2000系は新宿線に配属されましたが、後に池袋線にも導入、300両を超える車両が新造され西武鉄道の主力車両となりました。
そんな西武2000系も、製造から一番若い車両でも30年以上が経過し、老朽化が進んでいます。
旧2000系については大多数の車両が廃車され、現在では2両編成が5本、6両編成2本が残るのみとなっています(2022年8月26日時点)。
つい先日、8月23日に旧2000系6両編成のラストナンバー2033Fが廃車回送され、いよいよ終わりが近づいてきた感じです。
新2000系についても、昨年から本格的な廃車が始まりました。まだ、廃車された両数は少ないのですが、今後はサステナ車両の導入計画もありますので、廃車が加速していくでしょう。
西武2000系は、首都圏では少なくなってきた界磁チョッパ制御の車両です。特にモーターは人気の東急8000系と同系統のものを採用しています。その為、高速走行をしている時はなかなか良い音を発します。
最近のVVVFインバータの車両に比べれば、快適性は弱いですが、往年のハイテク車両を感じさせる良い車両です。
今は西武池袋線や新宿線と言った幹線でも、まだ数多く走っていますので、それほど苦労せずとも乗ることができます。
ただ、今後も新車の導入は進むでしょうし、他社から購入するサステナ車両も導入されますから、乗る機会もどんどん減って来るでしょう。
この西武2000系、わたしも数が少なくなり乗れなくなる前に、たっぷりと乗っておこうと思います。みなさんも西武線に乗車する機会がありましたら、ぜひ乗ってみたら如何でしょうか?
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今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、また!