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Koedoです。
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国土交通省は2035年までに主要鉄道事業者(JR、大手民鉄、地下鉄事業者)を対象とした鉄道GX(グリーントランスフォーメーション)を発表しました。
これは二酸化炭素などの温室効果ガスの削減を進める事にしたから、鉄道各社も早よ何とかせいと言う事です。
鉄道は自動車などに比べると温室効果ガスの発生は大幅に少ないですが、それでも対応せよと言う事ですね。
まあ、鉄道会社としても国交省がそう言うなら対応しない訳にはいかないでしょう。今後対応を強化してくると思います。
ただ今回は国交省も具体的に下記を明言していますので本気かもしれません。
- 2035年までに非VVVF車を廃止
- VVVF車でも初期のGTO素子使用車は廃止
JRや大手はVVVF車が大半になっていますが、それでもまだ非VVVF車を多く主有する鉄道会社もありますから、そういったところは楽ではありませんね。
関東でも東武鉄道や西武鉄道は非VVVF車を比較的多く所有していますが、両社とも2030年度を目途にVVVF化を達成すると発表しています。
ちょっとここで東武鉄道の非VVVF車を見てみましょう。なお、この値には鬼怒川地区で走るSL列車の車両は含まれていません。

東武鉄道の非VVVF車
合計 699両
結構な数の非VVVF車を所有しています。9000系は後継車が製造中、8000系も野田線所属車は80000系の投入で置換です。
特急りょうもう号の200系は一部500系で置き換えられていますが今後はどうなるでしょうか。500系を増備するのかそれとも新しい車両で置き換えるのか。
注目は10000系の置換ですね。
車体はステンレス製で丈夫なので改造して使えないことは無さそうですが、資産としての扱いを考えると新車への置換の公算が高そうです。
初期のVVVF(GTO素子のインバータ)
- 100系スペーシア 42両
- 20400型 88両
- 9050型 20両
合計 150両
100系は既に廃車が始まっていますので、こちらは新車で置き換えるものと思われます。
20400型は4両編成22本で、制御装置の台数は22台なのでこちらは新しいものに交換すれば良いかもしれません。
しかし2035年になれば初期に工事をした車両は、減価償却が済んでいるはずなので新車への置換も考えられます。
9050型は2本しか無いので、予備部品の保全もしないといけませんし廃車してしまった方が帳簿上は良さそうです。これは90000系で置き換え可能でしょう。
車両総数に対する現在の非VVVF車の比率
車両総数 1795両
非VVVF車 699両
比率 38.9%
意外と多くの非VVVF車が残っていますね。あと10年でこの車両を置き換えるとなると毎年70両程度の新車が必要になります。
しかし実際には運用の効率化、野田線で行っている編成の短縮などで、699両全てを新造する必要はないと考えられます。
でもこれで東武にも新車が増えることになると思われます。どのようになるか少し楽しみですね。もしかして西武鉄道のように他社から車両を購入したりして。
今後どうなるか見守って行こうと思います。
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