Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

鉄道10 【内装写真あり】東武鉄道9000系電車 更新車

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

先般の地震で不通になっていた東北新幹線が全線で運転開始しました。あれだけの被害があったのに、10日で運行できるようになった、これはすごい事ですね。JRの皆様や復旧工事にかかわった皆様に感謝です。

 

 

東武鉄道 9000系電車 更新車

 

本日は東武鉄道東上線の「9000系電車 更新車」をご紹介したいと思います。

 

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東武鉄道 9000系 更新車

 

生い立ち

 

東武鉄道9000系は初のステンレス車として1981年に最初の車両が登場しました。地下鉄有楽町線への乗り入れを前提として設計されています。

 

最終的に似た形態の9050系を含め10両編成10本の100両が在籍しています。

 

今回ご紹介するのは、地下鉄乗り入れ開始に伴い増備された量産車で、このグループは10両編成6本の60両が1987年より製造されています。

 

また、地下鉄副都心線へ乗り入れが行われていますが、この時の乗入れ対応工事に合わせて、車体内外が更新されています。

 

 

車内について

 

近年の東上線車両に多いデザインとなっています。白を基調とした車内に濃いブルーのシートとなっています。

 

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9000系更新車のインテリア

 

窓は一段下降窓となっており、車端部の一部を除き開閉可能です。天井の構造は空調の吹き出し口の間に補助送風機が取り付けられています。

 

空調は集約分散式で10,500kcalのものを各車4台搭載しています。10050系と同等の機器となっています。

 

照明器具は蛍光灯となっており、防犯カメラについてはまだ取り付けられていません。

 

 

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シート

 

シートは扉間は7人掛けで、センターにスタンションポールが立てられ、4人掛けと3人掛けに分割されています。シートの硬さは標準的なもの、柔らかくもなく硬すぎることもなくと言った感じです。

 

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車端部

車端部のシートは3人掛けです。各車ともに池袋よりはシルバーシートになっています(クハ9100は寄居よりです)。

 

連結部には各車ともに扉が設けられています。

 

 

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扉付近(案内表示器付き)

 

扉の上部には案内表示器が取り付けられています。なお、互い違いとなっておりこの反対側の扉には案内表示器はありません。

 

 

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扉付近(案内表示器無し)



案内表示器が無い側にはチャイム用のスピーカが取り付けられています。

 

 

仕様

 

地下鉄直通用なので加速性能は高く、3.3km/h/sを誇ります。最高速度は東上線内100km、乗り入れ先の東急東横線内では110kmです。

 

制御装置はAFE式主回路チョッパ制御で10両中6両がモーター付き車両です。モーターは加速性能と高速性能を両立させるため、1台当たり150kwの大出力型です。

 

制御装置を搭載している3号車、6号車、9号車は、発進加速時と回生ブレーキを使用しているときに制御装置から「ブー」と言う音が聞こえます。

 

台車はS型ミンデン式空気ばね台車で、回生ブレーキを常用するため路面ブレーキは方押し式(車輪を挟むのではなく、内側から押し付ける感じ)です。ブレーキ制御装置は全電気指令式電磁直通空気ブレーキです。

 

ドア開閉やブレーキに使用する圧縮空気を作るコンプレッサーは、レシプロ式ですが静音型のHS20です。2号車に1台、5号車に2台が取り付けられています。8000系に搭載されている、HB2000型に比べると大幅に静かになりました。

 

電動発電機(MG)は210KVAの大出力のブラシレスMGで2号車と8号車に搭載されています。出力が大きいせいかなかなか迫力のある音がします。

 

 車体はごつく見えますが東急車両が開発した「軽量ステンレス」製となっています。

 

パンタグラフは新造時は下枠交差式でしたが、更新時にシングルアーム式に変更されました。

 

 

おわりに

 

9000系は車両数が少ない割には、バリエーションがあるので面白い車両です。今回は量産車の更新型をご紹介しましたが、他の車両も撮影出来たらご紹介したいと思います。

 

車両数が少ないのでなかなか巡り合わないのが難点なのですが。。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!

 

 

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