Koedoしゃちょーのおさんぽ

趣味の散歩や鉄道のこと、ふらっと思いついたことを徒然なるままに語ります。

パソコン、IT11 【Windows11】古いPCへのインストール手順を書いてみました

みなさん、こんばんわ!

Koedoです。

 

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

先日、発表されたMicrosoftの新OS「Windows11」ですが、少々古いPCにインストールしてみました。

 

 

インストールしたPCです ↓

coedowalk.hatenablog.com

 

 

今日はどのような手順でインストールしたかを、順を追って書いてみたいと思います。

 

 

古いPCにWindows11をインストールしてみた

 

今回、Windows11を導入したのは10年前に発売された、古いノートPCです。当然、Windows11の最小インストール要件を満たさないモデルです。

 

 

Windows11の最小インストール要件

 

  • 1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSoC
  • 4GB以上のメモリ
  • 64GB以上のHDDまたはSSD
  • TPMバージョン2.0以上(※)
  • UEFI、セキュアブート対応(※)
  • インターネット接続

 

今回、インストールに使用したPCは上記(※)の項目が未対応です。なお、CPUについてもMicrosoftの動作リストに記載のないものです。

 

本当にWindows11のインストール要件は厳しくて、わたしが3年前に購入したPCでさえ、要件を満たせませんでした(このPCはCPUがNG、Ryzen3なのに・・・)

 

悔しいので10年前のPCにインストールしてやります 笑

 

 

それではインストールして行きます

 

※重要

本作業を行う際は自己責任でお願いいたします。本作業を行い問題が発生しても筆者は一切の責任を負いません。

 

 

1.

インストールメディア(USBメモリ、DVD)を用意します。今回はUSBで実行します。メディアの作成方法は以前の記事をご参照ください。

 

coedowalk.hatenablog.com

 

2.

PCを立ち上げUSBから起動できるように設定します。メーカにより異なるのでご使用のPCに合った方法で変更してください。

 

3.

BIOSまたはUEFIの画面に入り、起動順番の1番目にUSBを設定します。

 

4.

設定が終わったらBIOSまたはUEFIを保存し再起動。


5.

インストールファイルが入ったUSBメモリをPCにセットします。

 

6.

「いますぐインストール」の画面が出たら、「Shift」を押しながら「F10」を押下します。

 

f:id:coedowalk:20211017194633j:plain

 

 

7.

コマンドプロンプトが立ち上がるので「regedit」と入力します。

 

f:id:coedowalk:20211022173226j:plain

 

 

8.

レジストリエディタが立ち上がるので下記のキーを追加します。


HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\LabConfig

 

f:id:coedowalk:20211022173526j:plain

 


9.

LabConfigに下記の2つのDWORD(32ビット)値を追加し、値のデータを「1」にします。


・BypassTPMCheck
・BypassSecureBootCheck

 

f:id:coedowalk:20211022173730j:plain

 

f:id:coedowalk:20211022173832j:plain

 

これでTPMとセキュアブートのチェックを回避することができます。



10.

レジストリエディタとコマンドプロンプトの画面を閉じます。

 

 

11.

下記の画面に戻りますので、「今すぐインストール」をクリックします。

 

f:id:coedowalk:20211022174118j:plain

 

 

12.

ライセンス認証の画面では「プロダクトキーがありません」を押下。

 

f:id:coedowalk:20211022174429j:plain

 

 

13.

オペレーティングシステムを選択します。これは所持している(する予定)のヴァージョンを選択。

 

f:id:coedowalk:20211022174849j:plain

 

 

14.

ようやくライセンス条項の画面を見ることができました。

 

f:id:coedowalk:20211022175013j:plain

 

ここまでくれば大丈夫です。このあとは指示に従いどんどんインストールを進めます。

 

 

15.

HOMEはMicrosoftアカウントの入力が必要です。インターネットには接続しておいてください。

 

f:id:coedowalk:20211022175410j:plain

 

お持ちのアカウントを入力したら指示通りに作業を進めます。Microsoftアカウントを持っていない場合は作成します。

 

 

16.

PINを作成します。

 

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PINはWindows10では回避できたのですが、Windows11では回避できませんでしたので作成しました。

 

 

17.

インストール完了しました!

 

Windows11のデスクトップを拝むことができました。

f:id:coedowalk:20211022180028j:plain

 

10年前のPCにしっかりインストールできています。Windows11は文字がきれいで見やすいです。

f:id:coedowalk:20211022180057j:plain

 

ライセンス認証も完了済(プロダクトキーは入れていませんが・・)

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このように最小インストール要件を満たさない、古いPCにもインストールをすることはできました。

 

しかし、インストールはできましたがMicrosoftは対象外のPCに対しては、今後サポートを打ち切ると言っています。

 

具体的にどうするのかはわかりませんが、WindowsUpdateの提供が無くなるようです。

 

WindowsUpdateが無くなれば、危険すぎてそのPCは使うことができません。

 

もし、古いPCにWindows11を入れるのであれば、テスト機など実用に使わないPCに入れることをお勧めします。わたしもこのPCはテスト用として利用します。

 

 

おわりに

 

今回10年前のPCにWindows11をインストールしてみましたが、遅くて使い物にならないのではと考えていました。

 

しかし、実際にインストールしてみると、CPUがCore i3の2.2GHzと言う事もありますが意外とサクサク動きます。

 

ネット閲覧やOfficソフトの利用ではまったく問題ありません。それどころかクリーンインストールをしている事もあり、以前導入していたWindows10より快適なくらいでした。

 

そこそこのスペックのマシンであれば、新OSはきちんと動作することがわかりました。その為、Microsoftには新OSのインストール要件を緩和してほしいと思いますね。

 

古いPCでも動作するWindows10のサポートが、今のところ2025年までとなっています。

 

延長がされなければ、ここでWindows11がインストールできないPCが、大量に発生することになります。それは大半が処分となってしまうのでしょうか。はたまた、WindowsUpdateがされない危険な状態で使用される??

 

それはSDGsの概念からも外れますね。Microsoftさんには、この辺りをよく考えていただいて、要件を緩和するなりの対策をして欲しいと思いますね。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

それでは、また!